お釈迦様の誕生日とされる4月8日に毎年行われるもので、会津美里町の新鶴地域(新屋敷地区・新屋敷新田地区内)の稚児(おもに小学生が)が、関係者たちと一緒に行列を作り、お釈迦様を安置した「花御堂」を担いで歩きます。

午後3時過ぎに常福院本堂から出発し、花祭りの歌を合唱しながら集落内を練り歩き、薬師堂に到着するとお堂の周りを花祭りの歌を合唱しながら、左回りに3周します。花御堂を観音堂前に据えた後、御釈迦様の像に甘茶を注いで手をあわせます。地区内にこども達の元気な歌声が響く、春の行事です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2021年、2022年は花祭りは中止となりました。

 

花祭り行進曲

むかしもむかし 三千年
花咲きにおう 春八日(はるようか)  
ひびきわたった ひと声は
天にも地にも われひとり

りっぱな国に うまれ出で
富も位もありながら
ひとりお城を ぬけ出でて
六年(むとせ)にあまる 御苦行

まるい世界の まんなかで
おしえの門を うちひらき
かわけるひとに ふりまいた
甘露の水は かぎりなし

なん年たっても かわらずに
さいたままなる 法(のり)の花
きれいなひとつを むねにさし
われらもまけずに はげみましょう

「常福院薬師堂」室町時代中期
(じょうふくいん やくしどう)
新屋敷字山王塚甲99
建久8年(1197)、田子十兵衛道宥法印の開山と伝えられることから、田子薬師堂とも呼ばれます。唐様建築の特色が見られるお堂は国指定重要文化財です。

会津十二薬師霊場第八番札所。山号:医王山。宗派:真言宗豊山派。本尊:薬師如来。

 木造薬師如来坐像 

奈良時代から平安時代前期にかけての法相宗の高僧徳一大師李の霊木から彫刻したとの伝承から「李の薬師」と呼ばれた古仏で「会津鑑」によると元禄10年(1697)3月23日に再興した際に安置されたとあります。像高86.4cm、材質は桂材で、頭から体の中心部を一材で彫出する伝統的な一本造りの技法から、会津で造られたものと推定されます。両脇侍の日光・月光菩薩、十二神将像→とともに町指定重要文化財です。

 

4月8日は午前10時より法要が営まれ、年に一度、堂内および御本尊がが御開帳となり、住職を囲みながら地域の方が交流します。